「しまった!全然知らない人に振り込んでしまった!」
この記事を開いていただいているということは振り込みを間違えて送金してしまったかたが読んでくださっていると思います。
自分のミスで間違えてしまったにしてもお金は戻ってきてほしいですよね。
送金したお金は戻ってくるのか?どれくらいで戻ってくるのか?返金手続きの流れは?
滅多にすることではないので不安な方がほとんどだと思います。今回は一般的な返金手続きの流れについてお話したいと思います。
振り込みを間違えてえてしまったらまずすること
A銀行→B銀行(全然知らない人の口座)に振り込んでしまった場合は振り込み手続きをしたA銀行で依頼します。
【間違えて送金】窓口での返金依頼方法
まずは間違えて振り込みをしてしまったお金を相手先の口座から払い出しして返してもらうように依頼をかけることを「組戻し」といいます。
電話して問い合わせるのが一番ですが、基本的には上記の持ち物があれば手続きできます。
組戻しの依頼をかける場合手数料がかかる
相手先の銀行へ依頼をかけるときは「組戻し手数料」という通常の振り込みに手数料がかかるように組戻しにも手数料がかかります。
依頼をする時に支払う場合と資金が返ってきたときに振り込み資金から手数料を差し引いて支払うパターンもあります。
組戻し依頼を受けてからの銀行の対応
依頼を受けたら直ちに相手先の金融機関に電文というメールのようなものを送ります。
依頼電文を受けた金融機関は間違えて振り込みを受け取った受取人に電話などで連絡を取り口座に入った資金を引き出す手続きをとります。
間違って振り込んだ資金は返ってくる?
これは相手先によっても変わりますが戻ってこないことも結構あります。
今までの経験上間違えて振り込んだ先が法人の場合は返ってくることが多い印象です。法人の口座はこまめに記帳している確率が高いので連絡も取りやすく返ってきやすいです。
問題は受取人が個人の場合です。
こまめに記帳していれば気づきますが、これが全然使われていない口座だった場合は気づいていないことがあります。
そして記帳していなければそのまま使ってしまう可能性もあります。
更に恐ろしいのが住所など連絡先が変わっていて電話自体がつながらない場合です。こうなってくると連絡を取ること自体が厳しくなります。
相手が了承しなければ引き出せない
間違え振込してしまったからと言って勝手に引き出して返金することはできません。
必ず相手先に連絡をして了承を得て、受取人に払い出し伝票などを記入してもらい返金手続きをしてもらわなければいけません。
払い出しの手続きは銀行で違いますが、受取人も来店して頂く必要がある金融機関もあり来店自体が難しい人もいるので返金作業は難航する場合があります。
資金は返ってこないことの方が多い
連絡がずっと取れなくて結局そのまま…ということが多いです。
依頼された銀行側も連絡が取れなければ依頼先の銀行にわざわざ返信もしてこないですので結局泣き寝入りになってしまいます。
銀行が動けるのはここまでなんです。
どうしても資金を戻してほしい場合は裁判を起こして返金を要求することはできます。しかし費用や時間もかかり、絶対に戻ってくる保証もないので結局諦めてしまう依頼人がほとんどです。
戻ってきたらラッキーという心持ちで待っているほうがいいです。
銀行も暫くすると受取人に連絡もしてくれなくなるので、返事待ちの状態だったら定期的に依頼した銀行に組戻しの手続きはどうなってるのか?確認した方がいいでしょう。
振り込みを間違えないために。。。
振り込み手続きもインターネットやATMでできるので簡単にできてしまいます。
受取人名入力不要な便利なシステムを採用している銀行もあります。しかしその為に間違えて振り込んでしまうことも増えています。絶対に間違えたくない場合は窓口で振り込み用紙に書いて振り込むのが一番です。
とはいえ時間上来店が難しい場合もあります。窓口に来れない場合、必ず受取人名も確認してから振り込みを実行してほしいです。